2014年6月19日木曜日

向こう側

或る朝の窓越しの東の空。

毎朝毎朝この窓から空を見つめる。
曇ってる日もあれば晴れ渡る日もある、雨の日ももちろんあって。
それでも窓は律儀に、空を私に見せる。

見つめる程、太陽は私の眼を焼くのに
私は目を逸らせない。雨の日さえもそこに、太陽があるような気がする。

ガラス窓は、ただそこにあるだけで
その向こう側を私に、見つめさせる。